KADOKAWAでは、業務生産性向上を目指した様々な取り組みを進めている。その一環として着手したのが、主に雑誌広告枠を売る広告営業部門の業務プロセス改革だった。同部門ではこれまで各担当者がそれぞれ営業活動や案件進捗を管理しており、課ごとにばらばらな管理手法を用いていることで情報管理が属人化していることが課題だった。そこで管理手法を統一し、業務プロセスの可視化とスピーディな情報共有を実現するために、営業支援システムを導入することにした。

営業支援システムを導入するにあたり、複数の候補製品を挙げて入念な比較検討を行った。初めに検討した大手海外製品やグループ会社で導入実績のある国産製品は、使い勝手や価格の面で合わず、候補から除外した。営業担当者の使いやすさ、汎用性の高さ、カスタマイズの容易さなどから導入を決めたのが、JUST.SFAだった。ジャストシステムが提供するきめ細かい導入支援・運用サポートも、導入の大きな決め手になったという。

JUST.SFAの導入後は、業務プロセスや管理手法の属人化の解消、情報共有の課題の改善が進み、目標通りに活動できているのかどうかを営業担当者自身が確認しながら業務に取り組めるようになった。同社ではコロナ禍による広告売上減が予想されたが、案件情報や予実管理を可視化してスムーズな情報共有へと対策を進めたことも功を奏し、事業への影響を最小限にとどめることができた。また営業活動や案件などの情報を積極的に共有する業務マインドに変わったことにも成果を感じている。