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前回のアンケート「学校で入力・変換したい言葉は?」の集計結果を発表いたします。学校ならではの用語を具体的に挙げていただいたものが多く、興味深く拝見しました。
お忙しい中、アンケートにご協力いただいた先生方、ほんとうにありがとうございました。
校種や教科によって異なるものの、先生方の書類で使うと思われる単語から、子どもへの教材・お知らせ向けと思われる単語まで、学校で使う単語の幅広さを感じました。
以下にその具体的な内容をご紹介いたします。
- ほんじ→本時(この時間の授業)、本児(この児童)
あとは略語なので自分で登録すればすむ話なのですが・・・
そつたい→卒対(卒業対策委員会)
にゅうたい→入対(入学対策委員会)
がっかつ→学活(学級活動)
けんすい→研推(研究推進委員会)などですかね・・。
ATOKは自動でどんどん覚えてくれるのでとても助かっています。
(小学校勤務/20代/男性/東京都)
- 特勤簿、学級編成、学級編制、拘縮、側彎
(特別支援学校勤務/50代/男性/神奈川県)
本時と本児、学級編成と学級編制など同音異義語で使い分けることも多いのでしょうか?上記のご回答にある「研推」(研究推進委員会)などは学校によって呼び方が異なりそうですね。
- ちきょうい→地教委。
(小学校勤務/40代/男性/青森県)
- 中学校体育連盟の略で「中体連」(ちゅうたいれん)、
中学校教育研究会の略で「中教研」(ちゅうきょうけん)。
(中学校勤務/30代/男性/福島県)
そのほか、略語についても数多く寄せられました。「地教委」は市町村教育委員会のことですね。たしかに単語登録すれば変換できるのですが、ひとつひとつ登録するのは大変ですよね…。よく使われそうな略語は、あらかじめATOKの辞書に登録されていると便利だと思いました。
- 犬走り、鬼遊び、三計測、人事考課、帯状疱疹、体操袋、他学年、転入学、名前ペン
(小学校勤務/40代/女性/東京都)
上記はATOKであればそのまま変換できるのですが、「鬼遊び」「名前ペン」などは小学校らしい用語ですね。また、「三計測」は身長・体重・座高を指すようで、これも学校ならではの言葉ではないでしょうか。(社会人になってから座高を測ることはほとんどありませんから…。)
- 校時、異学年、雲華紙、泳力、学区域、学区域外学童擁護主事、帰校、区教研、区展、群読、残菜、視写、上学年、下学年、実踏、自己肯定感 、自己友好感、次時、前時、時程、児童像、本時、全校朝会、短作文、地区班、転退学、都歴、補教、立式
(小学校勤務/40代/女性/東京都)
上記は、ATOKでは学習もしくは単語登録が必要な言葉です。「雲華紙」(うんかし・うんがし)はふすま等に使われる和紙のようですが…どういう場面で使われるのか気になります。「残菜」「短作文」「全校朝会」などはまさに学校で使われる単語という感じですね。そのまま変換できそうなのに、意外にできない単語が多くあることに気づかされました。
**店主より
アンケートを拝見していて、その単語の幅広さから先生方が作る書類も非常に多いのだろうなと感じました。校種や地域、学校によっても違う表現が多くありそうですが、今回いただいたご意見は今後のATOK開発など、先生方のお役に立てるようなソフト作りの参考にさせていただきます。アンケートにご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!