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WORK

仕事を知る

INTERVIEW
UXデザイナー
北本 彩乃
2019年入社

お客さま視点でUXを改善し
学習の離脱率を大幅に削減

プロフィール

大学でデザイン工学を学び、UXデザインに興味を持つ。

ジャストシステムが企業協力していた大学の授業に参加し、授業内のコンペで最優秀賞を受賞。ジャストシステムの「多種多様な分野の商品・サービスを展開している」点や、「プロジェクトの上流工程から関われる」ことに魅力を感じて入社。

入社後はUXデザイナーとして、一太郎、Fastask、ジャストスマイルドリルなど、様々な商品に関わる。現在はスマイルゼミ 幼児コースを担当。

入社して驚いたこと

ジャストシステムでのUXデザイナーという仕事が、想像以上に多岐にわたることに驚きました。
入社1年目から複数の商品・サービスを担当し、UXに関わるすべてが管轄となります。
・各種ミーティングのファシリテーター
・販促パンフレットの内容確認
・商品・サービスの新機能を具体化
・デザインの外注ディレクション
など、商品企画の初期段階から商品化後の販促にまで関わります。

どのプロジェクトでも最後まで妥協せず、「より良い体験・価値をお客さまに提供すること」を徹底的に考え抜き、お客さまにとって最適な使い心地、ユーザビリティの向上を探求しています。
画面などのUIをつくるだけでなく、ユーザー体験全体を設計する。
それがジャストシステムのUXデザイナーの仕事です。

仕事をする上で大切にしていること

常にお客さま視点で考えることを心がけています。

たとえば、スマイルゼミのタブレットを使った企画を担当した時、社内の開発チームからは「タブレットの起動率をもっと高めたい」という意見が上がりました。そこで、機能向上に合わせた設計を一緒に検討しながら、お客さま視点で「お子さまが本当に楽しめる題材って何だろう?」を第一に考え、テーマやビジュアルを検討しました。

「どんな機能にすれば起動率が高まるか」という視点はもちろん大切です。ですが、それだけに限定してしまうと、「起動率は上がったけれど使いづらい」「楽しく続けられず一時的な改善になった」という結果を招きかねません。

「ユーザーが何を必要としているのか」「ユーザーにとって役立つ情報を、どのタイミングで提供すればよいか」という、お客さま視点に立って新機能を考えることで、商品を利用するお子さまが、より楽しく、継続して学習を続けていける。その仕組みをつくることがUXデザイナーの大切な仕事だと思っています。

次の「あたりまえ」を生み出すために

私が担当する「スマイルゼミ 幼児コース」の文字学習講座は、小学校入学前にひらがなを学べる講座として、保護者さまからとても人気があります。しかし、その講座の途中で離脱(講座を中断)してしまうお子さまが多くいることが課題でした。
そこで、①学習フローを細分化して1講座ずつを短くする、②操作に迷わない使用感にする、という改善目標を立てました。

フローの細分化では、1講座ずつを短くしつつも、学習内容など学びの質が落ちないようにするのが難しいポイントでした。また、操作に迷わない設計を追求するために、「ボタンを出す/消す」「指摘を入れる」「書き直しをさせる」などの表示のタイミングを何度も調整し、大量のモックアップ(模型)を作成してはチーム内で検証を行いました。
試行錯誤の結果、最終段階で行われる「ユーザビリティテスト(実際に社員のお子さまに試していただく検証)」では、理想のユーザー体験を実現できていることが確認できました。

このようなフローや仕様の改善により、なんと離脱率が半分以下になるという、大きな成果が得られました。ユーザー体験を丁寧にたどり、綿密な検証を重ねたことが、問題解決に繫がったと実感しています。

やりがいと、今後の展望

UXデザイナーは、個人向け・法人向けを問わず様々な商品・サービスに関わるため、社内で幅広い人々とチームを組むことになります。新しいチームでプロジェクトが始まる時はいつもわくわくしますし、チームが一丸となって検討し、最後に自信を持ってリリースの日を迎えられた時は、大きな達成感を味わうことができます。
また、自分が関わったサービス/機能が増えれば増えるほど、ジャストシステムの一員であるという実感が湧いて、嬉しい気持ちになります。これも働く原動力になっています。

最近では小学校や中学校でもデザイン思考を学ぶ授業が導入されていますが、UXデザイナーはまだまだ知名度の低い職種です。今後も商品に向き合ったより良いUXを設計して、「UXをデザインすることの素晴らしさ」を伝えられるような存在になっていきたいと思います。

MESSAGE

UXデザイナーは、企画開発エンジニアや教材プロデューサーなど、様々な職種の担当者と話し合いながらサービス全体をデザインする仕事です。そのため「課題の本質を捉えて、考え抜く力」を身に付けていくことが大切です。また、「なぜ自分がこのデザインを提案するのか」という理由をチームに説明し、理解してもらう必要もあります。分からないことは積極的にヒアリングし、どんどん提案・改善・発信していける方と、ぜひ一緒に働きたいです。

RECRUIT MESSAGE

ジャストシステムで
次の「あたりまえ」を
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ジャストシステムの社員一人ひとりが
最も大切にしていることは
「課題の本質をとらえて、考え抜く」こと。
次の「あたりまえ」をつくるために、共に考え、挑戦してくれる学生の皆さんのエントリーをお待ちしています。
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